やることが多すぎて頭がパンクしそうなとき、最初にやめる3つのこと
手が止まっているのに、頭はフル回転
やることが多すぎるとき、不思議なことが起きる。忙しいはずなのに、手が動かない。
どれから始めても「他のやつが先じゃないか」という気がして、結局スマホを見てしまう。その間も頭の中では、タスクたちが「俺を先にやれ」と騒ぎ続けている。作業していないのに、疲れだけが溜まっていく。
このとき本当に起きているのは、作業量のオーバーフローではない。「覚えておく」と「順番を決める」を、頭の中だけで同時にやろうとしていることによる渋滞だ。
だから、頑張って処理速度を上げようとするより先に、やめるべきことが3つある。
1. 頭の中で管理するのを、やめる
まず、全タスクを頭から出す。紙でもメモアプリでも独り言でもいい。「資料、経費精算、あの返信、美容院の予約、実家に電話」。
これは単なる気休めではない。頭は、未完了のタスクを「忘れないように」何度も再表示してくる。外に書き出されたタスクは、この再表示が止まる。リストを作る目的は、管理のためというより、頭に黙ってもらうためだ。
2. 「全部やる前提」を、やめる
出してみると、たいてい思ったより多い。そして、よく見ると3種類が混ざっている。
今日やらないと困るもの。今週のどこかでやればいいもの。そして——実は、やらなくても誰も困らないもの。
3つ目は必ずある。「ちゃんとした人ならやるだろうな」という理由だけでリストに居座っているタスクだ。それを消すのは、怠けではなく判断だ。線を引いて消す。頭のパンクは、タスクを終わらせなくても、手放した瞬間に軽くなる。
3. 順番を悩むのを、やめる
残ったタスクの「完璧な順番」を探さない。優先順位づけが仕事になってしまったら、本末転倒だ。
シンプルに決める。今日やるのは3つまで。最初の1つは、いちばん気が重いやつ。 気が重いタスクは、後回しにするほど頭の中で膨らんで、他の作業の邪魔をし続ける。朝いちばんに片づけると、残りの一日がまるごと軽くなる。
順番が多少間違っていても、手が動いていれば前に進む。渋滞の原因は、順番の悪さではなく、決められないまま止まっていることのほうだ。
パンクは「能力不足」のサインではない
やることが多すぎてパンクしそうなとき、「自分の処理能力が低いからだ」と感じやすい。でも、覚えておく・選ぶ・実行するを頭の中だけで回そうとすれば、誰でもパンクする。それは容量の問題であって、能力の問題ではない。
頭の外に出す。減らす。3つに絞る。この3つだけで、同じタスク量でも、頭の中はずいぶん静かになる。